・間取りが思うように決まらない!
・間取りってどういうふうに決めていくの?
・仕事や育児で忙しいから家づくりはラクにやりたい!
家づくりの最大の難関は「間取り決め」だと思います。
動線をうまくやりたいけど、日当たりも気にしないとだし、リビングももっと広くしたいし、予算も気にしないとだし・・・
あ~決まらない!!ってなりますよね。
実際に注文住宅を建ててみて思うのは
ですね。笑
もう遅いですが、実際に建てるとコツが分かってきました。
この記事では、効率的な間取りの決め方を書いていきます。
目次
間取りが決まらない問題を解決!間取りを効率的に決める進め方!
間取りが決まらない問題はいくつかありますが、先に間取りを効率的に決める進め方について解説します。
間取りがどんどん決まる進め方は以下のとおりです。
- 打ち合わせの前に事前準備をする
- ゆずれないポイントを決める
- 優先順位を決める
- 予算を決める
- 設計士と打ち合わせ
- 概算見積もり
- 予算に応じて妥協策を考える(予算内なら不要)
- 再度設計士と調整(予算内なら不要)
- 間取りを確定する
この手順で進めてもらえれば、間取りがどんどん決まっていくはずです。
決まらなくてイライラしたり、夫婦喧嘩することも少なくなりますよ!
では、ひとつひとつ見ていきましょう。
間取りの打ち合わせ前に事前準備をする
間取りが決まらない問題の大半が「事前準備の不足」にあるんですよね。
間取りは準備段階で既に決まってるといっても過言ではありません。
逆に事前準備をしっかりやれば、どんどん間取りが決まるのでがんばりましょう!
僕がおすすめする事前準備は以下3つです。
- 今住んでいる間取りの不満を洗い出しておく
- 事前に無料の間取り提案を受けておく
- 1日の生活を通して動線をシミュレーションしてみる
①今住んでいる間取りの不満を洗い出しておく
今住んでいる家の不満って少なからずありますよね?
今の家の不満が、引っ越すきっかけになることもあります。
「あーしたいなー」「こーしたいなー」よりも、「今のここが嫌だ!」「あそこが使いづらい!」など、不満を洗い出す方が考えやすいのでおすすめです!
ちなみに僕の例を紹介します。
玄関からお風呂へ直行できるように回遊動線にしたり、寝室を静かな方面に配置したり、リビングを隣の家から見えない位置に配置したりと対策できます。
②事前に無料の間取り提案を受けておく
なにそれ?と思った方もいるかと思いますが、無料で、かつ電話での無理な勧誘もなくプロの間取り提案が受けられるサービスがあります!
事前の間取り提案をやっておくメリットは3つあります。
- 事前にプロの意見が聞けるため、間取りの選択肢が増える
- ある程度間取りの方向性が決まれば、打ち合わせがスムーズに進む
- 間取りや敷地面積などから、事前に大体の予算が把握できる
無料なうえに、間取り決めをスムーズに進める要素が盛りだくさんなのでやらない理由はないかなと思います。
また、プチ情報として、間取り提案を依頼する際に「メールでの連絡のみお願いします。」と記載すれば、電話もかかってきませんのでご安心ください。
③1日の生活を通して動線をシミュレーションしてみる
間取りにおいて動線ってかなり重要ですよね!
住んだ後に後悔することが多いのもこの動線です。
打ち合わせ前に時間があるなら、この動線をしっかり考えておいてください。
「間取り 動線」ってググれば、めっちゃ情報が出てくるんですが、ぶっちゃけ他人の生活動線なので、参考にならないことも多々あります。(僕も記事書いてますがw)
当然ながら、一番は自分たちの生活にあった動線を考えておくことです。
夫婦でじっくり考えてみましょう!
事前準備はめっちゃ大事なのでボリューム多めになりました。笑
次行ってみましょう!
間取りでゆずれないポイントを決める
家を建てる際に夫婦でどんな家にしたいか話合うと思いますが、その中から、「ゆずれないポイント」をリスト化しておきます。
我が家の場合は以下のような、ゆずれないポイントがありました。
大事なのは「~のため」という、ゆずれないポイントの目的まで明確にしておくことです。
なぜなら、後々予算をオーバーしたとなった場合に、その目的をかなえられる代替案を考えられるからです。
間取りの優先順位を決める
「間取りのゆずれないポイント」の中でも優先順位を決めましょう。
予算との兼ね合いで全ての要望を叶えられないことが多いです。
その時に、役立つのでしっかり考えてくださいね。
例えば、先ほどの例でいくとこんな感じです。
優先度 | ゆずれないポイント |
高 | 子ども部屋は柔軟な使い方をしたいため、10畳程の部屋にして必要に応じて間仕切りにする |
中 | 階段は転倒リスクを軽減するため、ストレートではなく、折り返し型がよい |
低 | プライべート空間がほしいため、広いバルコニーがほしい |
以上から
優先度低のバルコニーは予算次第であきらめる。泣
ただし、別の手段でプライベート空間はつくる。
家全体の予算を決める
こちらは、間取りのゆずれないポイント決めや優先順位決めと並行してやったほうがよいです。
間取りは家全体の予算に大きく影響するので、出来るだけ正確に決めておきましょう。
全体の金額から決めるのは難しいので、月々いくら支払うかでシミュレーションするとよいです。
FP相談であれば、その人に合った適切な支払い金額がズバッと分かるのでおすすめです。
FP相談について知りたいって方は以下の記事を参考にしてみてください。
もちろん無料ですし、ぼくの時も無理な勧誘はなかったので、気軽に相談してみるといいですよ!
設計士と間取りの打合せを行う
いよいよ設計士と打ち合わせです!
最初に考えてきた「ゆずれないポイントリスト」を見せましょう。
そのあとは、プロの設計士にお任せです。
優先順位やその目的もいっしょに伝えて、それがしっかり反映されているかリストで確認しましょう。
ここで、事前に間取り提案を受けていればかなりスムーズに話が進みます。
また、一度プロに見てもらっていることで、スタート地点が違うのでより失敗の少ない間取りをつくることができます。
もちろん、設計士さんの意見も聞いて、いいとこ取りすれば、失敗がより少なくなりますよ!
家全体の概算見積もりを提示してもらう
間取りでだいたいの坪数が決まるので、建築費用もある程度分かってきます。
ぼくの場合は、概算見積もりをみて「高いなあ」と感じました。笑
ここから自分たちの予算に合わせることが必要になってきます。
まあ、間取り決めはここからが大変なんですよ。
予算に応じて間取りの妥協策を考える
予算オーバーの場合(大抵そうなります)は、ゆずれないポイントの優先順位が低いものから妥協点を探っていきます。
ここでは、坪数を削るのが1番手っ取り早く費用削減効果が期待できます。
ただし、坪数を削る=部屋が狭くなり、理想の間取りではなくなる可能性もあるので慎重に検討しましょう。
再度、設計士と間取りの調整を行う(予算内なら不要)
費用を削減したら、再度、生活動線のシミュレーションをしましょう。
ここでも最初に使っていたリストを見ながら、ゆずれないポイントが守られているかチェックします。
部屋の配置を変えたり、広さを削った場合は生活動線の中で、「家具を置いたら狭くなりそう」「何度も往復しないといけない」ような箇所がないかチェックしましょう!
この段階なら遠慮せず、気になったらどんどんぶつけていいですからね!
間取りを確定する
ここでようやく間取りの確定です!!
本当にお疲れ様でした!!!
この日ばかりは、帰ったらビールで乾杯しましょう!笑
たくさん考えてみんなで作った間取りだから、きっと暮らしやすく快適なものになっていますよ!
間取り決めでの僕の失敗事例をご紹介!
間取りを効率的に決める進め方が分かったところ、僕の失敗事例を紹介します。
僕たちは、自分たちがこうしたい!という思いだけを胸に間取りの打ち合わせに臨みました。
その結果、決めることがたくさんあり過ぎて奥さんと何度かケンカになりました・・・。
それもそのはず、やっぱり決断するのって体力いりますし、疲れてくるとストレスになります。
先に説明したように、事前準備をしっかりやって効率的に進めていけば、打合せで使う体力も少なくて済みます。
打ち合わせで疲れることがなければ、奥さんとケンカせずに済んだのになあと反省しています。
ぜひみなさんは僕たちのように夫婦喧嘩しなくていいように、事前の間取り提案を受けて予習しておくといいです!
間取り決めを効率的に進める際の注意点
ここからは間取り決めを効率的に進めていく際の注意点を解説していきます。
効率的であればいいというものではありません。
ぼくが注文住宅を建てた経験から、注意点を5つ挙げてみましたので、ぜひ参考にしてください!
- 間取り決めは土地探しから始まっている
- 夫婦で決断に要する負担が偏らないようにする
- 1つは必ず後悔が残るもの(妥協も大事)と認識する
- ゆずれないポイントは、その目的まで設計士に話す
- 理想の間取りが分かる写真をみせる
①間取り決めは土地探しから始まっている
実は間取りは土地探しから始まっています。
土地の形や広さによって間取りが制限されることがあるからです。
土地探しで失敗しない方法は以下の記事が参考になるかと思います。
②夫婦で決断に要する負担が偏らないようにする
僕の失敗事例でも説明したように、注文住宅の打合せで夫婦喧嘩はつきものです、
どちらかの負担が大きくならないよう、お互いをケアしてあげましょう!
失敗できないことを決断するのは疲れますし、責任も伴います。
2人で決める、もしくは役割分担をしっかりして分担して決めるようにしていきましょう!
夫婦喧嘩にならないための打合せのコツは以下にまとめていますので、参考にしてください。
注文住宅の打合せで奥さんと喧嘩しない方法【経験から対策法を徹底解説】③1つは必ず後悔が残るもの(妥協も大事)と認識する
どんなに事前準備をしても、どんなに優秀な設計士に出会っても、住んでから後悔することは必ずあります。
100%満足などないので、その認識を持っておきましょう。
打ち合わせの時は「絶対失敗できない」と思っていたのですが、実際住んでみると「あーすればよかった」「こーすればよかった」と思うことは何度かありました。
でも案外、暮らし方で工夫できる点も多いので、あまり気負わず、「できるだけ失敗しない」くらいのスタンスで挑みましょう!
④ゆずれないポイントは、その目的まで設計士に話す
繰り返しますが、間取りのゆずれないポイントは目的を決めておくことも重要です。
「なんとなくかわいいから」「なんとなくおしゃれだから」は失敗のもとです。
また、目的を伝えることで、もし費用的・構造的に実現が難しくなった場合でも設計士が代替案を考えてくれます。
⑤理想の間取りが分かる写真をみせる
要望はなるべく写真で伝えるようにしましょう。
口でいくら説明しても認識違いが起きてしまうことがあります。
オリジナルのスクラップブックを作ってみるのもいいですし、面倒だったらスクショをまとめて見せるのもいいかと思います。
ちなみにぼくは、スクラップブックは面倒だったので、スプレッドシートに画像をスクショして貼り付けていきました。
ハウスメーカーとの打合せでカラーで印刷して「こんな感じにしたい!」って要望を出しまくりましたね!笑
打ち合わせ前にインスタや雑誌の写真を用意しておきましょう
間取りが効率的に決まる進め方のまとめ
以上、間取りが決まらない問題を解決する、効率的な間取りの決め方を解説しました。
やはり最も大事なのは、事前準備ですね!
事前準備を制するものは間取りを制し、間取りを制する者は家づくりを制するです!!!
ぜひ、無料の間取り提案を活用して、失敗を予防しながら効率的に間取りを決めていきましょう!
ではでは!