・収納をどこにどれくらい作ったらいいか悩んでいる
・新築ではスッキリした暮らしがしたい!
注文住宅で後悔している人の多くは「間取り」で失敗しています。
そして、間取りで失敗している人の多くは「収納」で失敗していることが分かっています。(出典:クレバリーホーム様)
後悔ランキング | 間取りの失敗内容 |
1位 | 部屋の広さが思っていたより狭かった |
2位 | 収納の大きさや場所が悪かった |
3位 | 動線がよくなかった |
我が家の経験やネットの口コミ、住宅関連の本を調べて分かった事は、収納で失敗する原因は主に2つあるということです。
- 収納が適切な広さで作られていない
- 生活動線を意識して収納を作っていない
逆にこの2つさえできていれば、収納の失敗を防ぐことができ、間取りの後悔をなくすことができます。
どうしたら収納で失敗しないか、どうすれば成功できるか、成功例をみていくと分かってくるので、少しでも収納や間取りで悩んでいる方の参考になればうれしいです!
当たり前ですが、間取りは無限のパターンがあります。
1つのハウスメーカー、1人の設計士さんで考えられる間取りのパターンには限界がありますよね。
「これで本当にいいのかなあ」と不安に感じてしまうのも無理はありません。
我が家は無料で間取りプランをもらえるサービスを利用して、いくつか間取りのパターンを検討しました。
以下記事に体験談が載っているので、気になる方は参考にしてみてください!
【我が家の体験談】有名ハウスメーカーから無料で間取りプランをもらう方法目次
間取りで成功する=ストレスフリーな生活ができるということ
みなさんにとって「間取りで成功する」とはどういう意味ですか?
インスタに上がっているようなオシャレな間取り?それとも広くて自慢できるような間取り?
我が家にとってはどちらも違いました。
我が家にとって間取りの成功とは、ズバリ
ストレスフリーな生活ができる間取り
見た目重視で考えると「使いづらい」「動きづらい」といった生活するうえでちょっとしたストレスが生じやすいと思ったので、我が家では使い勝手を重視しました。※見た目が重視の方も価値観なので否定はしません!
我が家の考えに共感いただけたら本記事がお役に立てると思いますので、ぜひ最後まで読んでいただければと思います。
理想は「見た目よし!
使い勝手よし!」ですけどよねw
新築間取りの成功例(収納編)~使いやすさと動線が大事~
それでは、間取りの成功例を見て学んでいきましょう!
新築間取りの成功例として、以下7つの間取りをご紹介します。
1つ1つ解説していきます!
回遊動線を取り入れたキッチンパントリー
収納として大人気なのがキッチンパントリーです。
「新築にしたらパントリーがほしいな」という方も多いんじゃないでしょうか。
パントリーを作るだけだと、収納が増えるだけですが、回遊動線にすることでパントリーの「使いやすさ」「動きやすさ」がグッと上がります。
ここで、回遊動線=アイランドキッチンではないので要注意です。
ニオイが気になる方や片付けが難しい方は対面式キッチンの方がよいので、回遊動線ができる対面式キッチンの間取りを設計さんに考えてもらってください。
対面キッチンのメリット!動線は?目隠しは?写真付きで徹底解説! キッチンパントリーで絶対後悔しない!間取り・広さ・棚を決める際のポイントを解説! 新築キッチンの失敗と後悔ポイント!注文住宅経験者が実例紹介!動線が考えられたウォークインクローゼット
ウォークインクローゼットはほぼ100%みなさん取り入れています。
ただ、適切な大きさと位置に作られているご家庭は少ないみたいです。
我が家は約2畳の大きさで作りましたが、既に収納率8割ほどなので、子どもが大きくなると収納力が足りるか少し心配が残っています。
広さについてはこちらで解説しますが、場所としておすすめは、ランドリースペース(もしくは洗濯物を干す予定の場所)と近づけることです。
洗濯の動線がうまくいけば、とてもスムーズに家事ができるので、洗濯の動作をベースに考えてみるのもいいかと思います。
我が家は寝室の一部をランドリースペースにしているので、寝室の隣にウォークインを設けて、「干す⇒畳む⇒しまう」をスムーズにすることができました。
【我が家の実例】ランドリースペースの間取りなら「寝室」がおすすめ!後悔しないコツを解説!家事がラクになる位置を考えましょう!
余裕のある広さのシューズインクローゼット
シューズインも最近はほぼ100%取り入れてますね。
ただ、シューズインは「広さ」に要注意です。
1畳とかで「とりあえず」で作ったりするとあまり機能していないケースも見受けられました。
シューズインによく入れるものは以下のとおり
我が家は約2畳のシューズインを作りましたが、ほぼほぼ収納したいものは収納できています。(映ってないですが、向かって右側は棚になっており、靴や雨具を入れています)
ガーデニンググッズなど多少入りきらないもの(外で使うもので中に入れて置きたくないもの)は外倉庫を購入して解決しました。
どうしてもシューズインの広さを確保できない方は外倉庫を活用するのがおすすめです!
デッドスペースを有効活用した階段下収納
荷物が多い方には階段下収納もおすすめです。
階段の形にもよりますが、階段下はデッドスペースになりがちです。
我が家のような間取りであれば、大きな階段下収納を作ることができるので、ぜひ取り入れてみてください。
ちなみに、階段下には以下のようなものをいれています。
リビングやキッチンにも近いのでストック品を置く場所として重宝しています。
位置もよく収納力もあるのでおすすめです!
欲しいものがパッと取り出せるリビング収納
リビングは居る時間が長い分、よく散らかりますよね。
リビングに収納があれば、すぐ片づけができて部屋がスッキリ見えます。
我が家は小さいですが、リビング収納を作りました。
小さくしたのは、必要最小限でよかったからです。
収納しているものは以下のとおり。
リビング収納は最小限にすることでリビングを広くすることができました!
また、壁面収納で「見せる収納」を選ぶ方もいますが、我が家は「見せられる」自信がなかったので不採用にしました。
リビング収納は最小限にするとリビング自体を広くできます!
扉にまでこだわった和室の押入れ
和室がある家は押し入れもつけることが多いですよね。
我が家はリビング和室にして、押し入れも作りました。
布団や子どもの衣類、扇風機や加湿器などの大きめの季節家電を置くのに役立っています。
1Fの収納で一番収納力がある場所ですね。
ただ、扉を工夫しておけばよかったと少し後悔しています。
真ん中のスペースがデッドスペースとなり、少し使いづらく感じています。
収納は扉も大事なので、これからの方はよく検討してください!
また、小上がり和室として、下の引き出しを収納に活用する方もいますが、これも要注意です。
そもそも高さがないと収納として使いづらいことと、家具が周りにあると引き出しづらいというデメリットがあるからです。
小上がり和室は見た目こそいいですが、段差も煩わしく感じますし、よく検討したほうがよいですね!
収納は扉もよく考えて決めよう!
いろんな用途で使える下屋裏収納
こちらはあまり採用している方を見かけませんが、我が家の事例を紹介します。
我が家は約4畳の下屋裏部屋を作りました。
用途としては以下のとおりです。
- 子どもの遊びスペース
- シアタールーム
- 物置(将来)
物置だけでもよいのですが、遊びスペースやシアタールームにして有効に活用しています。
高さ140センチ以下であれば坪数にカウントされないので、費用を節約したい方はおすすめですよ!
使い方がいくつかあると有効に活用できますね!
新築 収納の間取りで失敗しないコツ
実際の経験や調査で分かった、新築の収納で失敗しないコツを3つご紹介します。
この3つを実践することで、「大きな後悔」は防げるはずです。
- 今と将来の荷物量を計測+平均値と比較
- 収納の間取りは【使いやすさ】と【動きやすさ】で考える
- 間取りは収納の優先度を上げて考える
順番に解説していきます!
平均的な収納率と自分たちの荷物量を比較する
ここでは、以下流れで荷物の量と収納の大きさをざっくりみていきます。
- 今の荷物の量を把握する
- 今後増えそうな荷物を予測してみる
- 平均的な収納率と自分たちの収納の大きさを比較する
今の荷物の量は実際にみて、メモ書きしておけばOKです。
今後増えそうな荷物は例えば以下のようなものです。
「一軒家にしたら〇〇したいなあ」と思っていることで新しく買うものがあれば上げていくといいですよ!
そして最後に平均的な収納率と比較します。
収納率とは、一般的に、住宅の床面積に占める収納面積の比率のこと。
家族構成や生活様式によっても異なるが、例えばマンションでは収納率8%~10%が、また一戸建て住宅では収納率13%程度が標準といわれている。
SUUMO様
これは間取りを作る過程で「収納の坪数÷全体の坪数」を計算してみて、大体13%程度になればOKとします。
ただ、あくまで平均は目安ですので、我が家は荷物が多めかなと思ったら、平均を超えていても全く問題ありません。
平均より大きく下回っていたり上回っていたりすると「本当にこれで大丈夫?」というチェックポイントになるので、ぜひ参考にしてみてください。
しっかり荷物の量を把握して黄金比と比較すれば失敗の可能性を低くできます!
収納の間取りは【使いやすさ】と【動きやすさ】で考える
収納は、大きさ(サイズ)さえ確保していればOKというわけではありません。
収納で後悔している方は、「使いやすさ」や「動きやすさ」で後悔していることを忘れてはいけないです。
よって、間取りを考えるときに以下のような観点でみてほしいです。
まだまだたくさんありますが、間取図をジーッと見つめてたくさん想像してみてください。
100%問題ない間取りというのは難しいかもしれませんが、我慢できないものはつぶしておきましょう!
実際に建ててみて、間取図から生活をイメージすることがとても重要だなと感じました!
間取り決めは収納の優先度を上げて考える
最後は考え方ですが、間取りで後悔している人は収納で失敗している人が多いことが明らかです。
つまり
収納で成功すれば、間取りで成功しやすい
ので、間取りを決める際は収納の優先度を上げて考えてみてください。
「吹き抜けにして開放的にしたい!」「ファミリークローゼットほしい!」などなどあると思いますが、一旦は置いておいて収納を先に決めておくことをおすすめします。
収納最優先!家は「見た目<使いやすさ」ですからね!
新築間取りの成功例から学ぶ!失敗しない収納のコツ!のまとめ
いかがでしたか?
この記事では、新築間取りの成功例を学んで失敗を防ぐコツについて解説していきました。
特に間取りで後悔している人の中で収納で失敗している人が多かったことから収納で失敗しないコツをまとめました。
「なかなか間取りのアイデアが浮かばない」「今のハウスメーカーだと提案力がない」と感じていたら複数のプロに無料の間取りプランを作ってもらうのもありです。
我が家も新築を建てるときにやったので、やり方や感想は「家づくりの新常識!優良住宅会社のプロが無料で間取りプランをくれるサービス「タウンライフ家づくり」を活用しよう!」を参考にどうぞ。それでは終わります!