ご訪問ありがとうございます。
この記事ではこんなお悩みにお答えします。
我が家は注文住宅を建てて3回目の冬を迎えました。
そこで思うのは、、、
何か年々寒くなっているような気がします。(年のせいでしょうか・・・悲)
ええ知ってましたよ。マンションやアパートより一軒家の方が寒いのは分かっていましたよ。
にしても寒い。
どうして我が家は新築なのに寒いのか、冬を暖かく過ごすにはどうすればよいのか徹底調査しましたのでブログにまとめます。
これから家を建てる人(特に寒いのが苦手な人)はぜひ参考にしてみてください!
目次
一軒家が寒い理由は2つ(構造と間取り・設備)
一軒家が寒い理由は大きく2つあります。
- 構造上の問題
- 間取りや設備の問題
構造上の問題
まずは家(建物)自体の構造上の問題があります。
マンションやアパートは鉄筋コンクリートがほとんどですが、一軒家は木造住宅です。
高気密・高断熱な家であっても鉄筋コンクリートにはかないません。
また、窓の数もマンションやアパートに比べて一軒家の方が多くなるため、外気に触れる面積が多くなり部屋の中が寒くなります。
間取りや設備の問題
つづいて間取りや設備の問題です。
暖房が効きづらい構造の間取りになっていたり、そもそも暖房設備が整っていなかったりすると寒く感じます。
また、調べたところによると「コールドドラフト」という現象が起きることで足元や部屋全体が寒く感じるそうです。
室内を暖めても、全体の58%は窓から外へ逃げてしまうと言われています。
家を暖かくしたいなら窓が重要なキーワードになりそうですね。
新築一軒家の我が家が寒い理由(構造編)
ここまで調べて、何となく一軒家が寒い理由が分かりました。
じゃあ本当に我が家もそうなっているのか、調査してみないと納得がいきません。
だって新築ですよ!まだ建てて2年ですよ!
大きめの窓を数カ所設置している
我が家の窓を総チェックしたところ、サイズが大きめの窓が数カ所ありました。
室内で暖めた空気の約58は外へ逃げているとのことでしたが、我が家の場合は70%くらい逃げてるんじゃないかと。笑
寒いのも納得です・・・
「樹脂窓」ではなく「アルミ樹脂複合窓」を採用している
我が家が採用した窓はLIXILのサーモスⅡ-Hという「アルミ樹脂複合窓」でした。
YKKapさんのサイトによると以下のとおりで断熱性が最も高いのは「樹脂窓」です。
「アルミ窓」よりは断熱性が高いですが、いまひとつといったところですかね。
窓にこだわってなかったので、あまり考えずにHMの標準仕様だったアルミ複合窓を採用しちゃいました。
新築一軒家の我が家が寒い理由(間取り・設備編)
間取りや設備についても総チェックしたところ、我が家には寒い理由がたくさんありました。
みなさんが検討している家が同じようなことになっていないかチェックしてみてください。
読んでるだけで寒くなると思いますので、部屋を暖かくして読み進めてください!笑
よくいる場所が窓の近くになっている
家族がよく居る場所は以下のとおり。
そう、先ほど紹介した大きめの窓がすべてのエリアにあります。。。
これらの部屋の中に大きめの窓があっても全然いい(というか普通)のですが、我が家の場合は窓に近い場所に座るような間取りにしてしまっていました。
くつろぐ場所が全部窓に近いので、冬はずっと寒い感覚になっています。。。
ここが一番の原因だと思います。
リビング階段を採用している
我が家はリビング階段を採用しています。
リビング階段にするとリビングで暖めた空気が2階に逃げていきます。(暖かい空気は上に上がっていくため)
吹き抜けよりはマシだと思いますけど、それでも暖房効率は下がりますね。
【実例】リビング階段で後悔しない!間取りで寒さ・視線・音・ニオイを対策!リビングと玄関が近い
我が家のリビングは玄関に近い位置にあります。
そのせいか、リビングのドアを開けるたびに冷気がブワーっとリビングに入りこんできます。
しかもトイレに行くためのドアでもあるので結構な頻度で開け閉めします。
これから娘のおむつが取れるとなおさらドアの開閉が増えるのでますます我が家は寒くなるのです。。。
新築の玄関で後悔するパターンはこれ!注文住宅経験者が具体的に解説します!エアコンの位置が微妙過ぎる
我が家はエアコンの位置が微妙過ぎました。
唯一の救いは広さに合った性能のものしたので、パワーで何とかしてくれるところですかね。
毎年冬の電気代がすごいですが。泣
浴室暖房や床暖房を採用していない
我が家は浴室暖房や床暖房を採用していません。
今さらながら浴室暖房は付ければよかったなあと後悔しています。
冬のお風呂、めっっっちゃ寒いです。
床暖房は特に後悔していませんが、無垢床でも冬は冷えるので寒がりな方は要注意です。(無垢床は暖かいというのは多分ウソね)
お風呂やトイレに窓を設置した
お風呂やトイレの窓どうする問題は意見が分かれるところですが、我が家は両方つけました。
理由はただ一つ
定期的に換気ができて後悔はしていませんが、その副作用として冬の寒さは受け入れないといけませんね。。。
新築のお風呂で大後悔!建てて分かった失敗しないコツは【カビ・広さ・間取り】 【実例】新築のトイレづくりは後悔事例から学ぼう!失敗しないためのポイントも解説!よく使う収納が玄関に近い
これ結構盲点ですよ。
我が家の収納で寒い場所といえば「洗面所」と「シューズインクローゼット」なのですが、結構な頻度で行き来が発生します。
行き来する人も寒いですが、行き来する度にリビングのドアが開閉されるのでリビングに居る人も寒い思いをします。
ある程度は仕方ないかもしれませんが、冬は収納物の配置替えをしてもいいかもしれません。
新築間取りの成功例から学ぶ!失敗しない収納のコツ!新築一軒家でもできる寒さ対策(住む前編)
ここからは新築一軒家でできる寒さ対策について解説します。
- くつろぐ場所と窓の位置関係も意識して間取りを決める
- 窓の種類をチェックする
- エアコンの位置を考慮して間取りを決める
- 広すぎるリビングはロールスクリーンなどで仕切れるようにする
- 玄関とリビング(くつろぎスペース)を離す
- 床暖房や浴室暖房はケチらない(後からつけるの大変)
- トイレや浴室の窓は付けない
くつろぐ場所と窓の位置関係も意識して間取りを決める
我が家はくつろぐ場所と窓が近いために、より寒く感じてしまうことになってしまいました。
そうならないために、寒いのが苦手な方はくつろぐ場所を決めてから窓の配置を考えるとよいです。
ただし、冬以外の寒くない季節は窓の近くの方が「明るくて」「涼しい」というメリットもあるので、どちらを優先するかは家族でよく話し合って決め手くださいね!
くつろぐ場所の1カ所は窓から離すとかがバランスよいかもしれません。
窓の種類をチェックする
前述したとおり、窓の種類(性能)によって断熱効果が違います。
打ち合わせで窓を選ぶフェーズに入ったら「窓の種類」をチェックするようにしましょう。
確認すべきポイントは以下の2点です。
- フレームが樹脂製かどうか
- ガラスが複数枚になっているかどうか
おすすめは「樹脂窓フレーム+複層ガラス」です。
部屋が寒くなりにくいだけじゃなくメリットが盛だくさんです。
当然アルミ製に比べると高価(アルミサッシの約2倍とも)になりますが、メリットが大きいのでお金をかける価値はあるかと思います。
我が家のように何も考えずHMの標準仕様を採用してはいけませんよ!(納得してればOKです)
間取りを決める際にエアコンの位置もチェック
間取りを考える際にエアコンの位置もよく確認してください。
2年住んでみて感じたエアコン位置のポイントは以下のとおり。
我が家の場合はここが良かったんじゃないかと思っています。
実際に住んでみないと正解は分からないですが、エアコンの特性を考えて位置を決めるとよいと思います。
間取り図をもって家電屋さんに相談すると確実ですね!
広めのリビングはロールスクリーンなどで仕切れるようにする
我が家のは約20畳です。
すごく広いわけではないですが、エアコンをつけてすぐに部屋全体が暖かくなる広さでもありません。
我が家はリビングとリビング和室の間にロールスクリーンを設置して区切れるようにしました。
こうすることで単純に部屋の広さが制限されてエアコンの効きがよくなりました。
新築では広めのリビングがほしい!って方多いと思いますが、広いと冬寒いのでこうした工夫を取り入れてみてはいかがでしょうか?
玄関とリビング(くつろぎスペース)を離す
家の中でもっとも寒い場所が玄関です。
そしてもっとも暖かくしたい場所はリビングですよね。
この2つが近いとリビングが寒くなるのも当然です。(引っ越して冬を過ごしてから気付きましたが)
なので、この2つを少離せば玄関からリビングに冷たい空気が入ってくるのを防げます。
例えばこんな感じ。
ただし、キッチンも玄関から離れてしまうため、買い物したものを運ぶのが面倒になるなどデメリットもでてくることを忘れずに。
とはいえ意外とよい間取りに出会えるかもしれないので、寒がりな方は設計さんに間取りの案をお願いしてみてもよいかと思います。
床暖房は慎重に検討する
我が家は無垢床(無垢材が熱で変形してしまう可能性あり)と予算を理由に床暖房を易々と諦めましたが、調べると床暖房対応の無垢床があるそうですね。
床暖房は後付けが大変なので我が家は諦めましたが、これから建てる方は床暖房対応の無垢床も検討してみてはいかがでしょうか。
トイレや浴室の窓は付けない
我が家は定期的に換気をしたい派なので窓を設置しましたが、やっぱり冬は寒いです。
寒がりだし換気も特にいいやって方は思い切って窓をなくしてもよいと思います。
実際に窓がないトイレやお風呂は珍しくないので全然ありですよ!
新築一軒家でもできる寒さ対策(住んだ後編)
ここからは住んだ後でもできる対策をご紹介します。
リビングにホットカーペットを採用する
普通wwwって思った方、すみません。笑
普通なのでさらっと読んでください。
我が家は床暖房を採用しなかったので冬は底冷えします。(無垢床でも冷たい)
ところが、ホットカーペット+断熱シートを採用することで悩みは解消されました。
無垢床の方は断熱シートを忘れずに!
リビング階段に暖簾を付ける
リビング階段から暖気が上に上がっていきます。
エアコンが一生懸命暖めてくれたリビングの空気が誰もいない2階に上がっていく・・・
それではエアコンに申し訳ない!ということで奥さんが暖簾を作ってくれました!(天才!)
布は3000円くらい+突っ張り棒500円くらいでできるので、我が家と似た感じのリビング階段を採用している方はぜひやってみてください。
カーテンを厚手で長いものにする
先ほどから何度も言っているように窓が最重要ポイントです。
なので逆に窓をしっかり対策すれば部屋は暖かくなります。
カーテンを厚手で長いものにすると部屋から外に暖かい空気が逃げるのを防いでくれるので暖かく感じます。
我が家も厚手で長いカーテンを採用したところ、窓の近くに座っていてもそこまで寒く感じなくなりました。(多少は寒いですよ)
ニトリとかでも安く売っているので、季節でカーテンを変えてもいいかもしれませんね。
建ててしまった方でどうしても我慢できないときは窓のリフォームを検討する
すでに建ててしまって冬が寒くて困っている方は「窓のリフォーム」を検討してみてくださ。
なんせ約58%の暖かい空気が外にでてしまうので、窓を変えれば寒さは軽減できます。
アルミ窓またはアルミ樹脂混合窓から「樹脂窓+複層ガラス」に変えれば暖かく快適な冬を過ごせるでしょう。
相見積もりをすれば、できるだけ費用も抑えることができます。
見積もりは無料でやってくれるので、今すぐリフォームしなくとも相場をチェックしておくのもいいかもしれません。
リフォームとはいえ窓なので、意外と安くできるかもしれませんよ。
これから先何十年も住む家なので冬も快適に過ごしたいものです。
新築一軒家なのになぜ我が家は寒いのか!?間取りや構造を総チェックした結果まとめ
いかがでしたか?
我が家はなぜ寒いのか色々調べたところ寒い理由がいくつもありました。
特に窓!
断熱レベルとしてはあまり高くないアルミ樹脂複合窓を採用していたことやくつろぐ位置と窓の位置関係などが大きな原因でした。
住んでからじゃないと分からないことも多いですが、住んでから「寒い!」と後悔しないよう家づくり中に冬の生活についても考えていけるといいですね!
今の間取りを抜本的に見直したいと考えているなら「家づくりの新常識!優良住宅会社のプロが無料で間取りプランをくれるサービス「タウンライフ家づくり」を活用しよう!」も参考にしてみてください。それでは終わります。
家づくり頑張ってください!
はじめまして。
現在建築中ですが、アルミ樹脂複合窓&無垢床で同じです!
すでに寒い感覚を感じています笑。
まだ外と筒抜けの箇所があるので仕方ないと思いますが,底冷えするものを感じ、冬が怖いです…
夏の暑さなどはいかがでしょうか?
mmmさん
はじめまして!コメントいただきありがとうございます。
一軒家、思ったより寒いんですよねぇ。笑
間取りや設備によるところも大きいかと思いますが、アルミ樹脂複合窓・無垢床が同じということで近い環境かもしれませんね!
夏の暑さですが、冬同様にエアコンがついていないエリアは「もわっ」とする暑さになります。
とはいえ、個人的にはアパートに住んでいた時よりも暑さが軽減されたように思います。
我が家の場合、夏の昼間はリビングのエアコンをつけっぱなしにするので、リビングやキッチンは大丈夫ですし、玄関も日が入らない位置にあるので、1階は割と涼しいです。
(キンキンに冷えた無垢床も気持ちいですよ!笑)
ただ、2階(寝室、WICなどがあります)に上がる度に「あっつー!」と叫んでいますが。笑
冬同様に、夏も暑さを覚悟しつつ、空調とかカーテンとかで対策するのが良いと思います。
またなにかあればご質問ください!
色々書かれていますが、家の性能が基本的に足りてないためと見受けられます。高気密、高断熱住宅なら、全館空調にして家中均一に暖かくしても、さほど光熱費がかからず過ごせますよ。
コメントありがとうございます。
そうですよね、性能の視点も必要ですよね。
全館空調いいですね。羨ましいです。。。
私は専門家ではないので、この記事では性能以外のところで感じたことをまとめてみました。
貴重なご意見ありがとうございました!